キンコン西野さんに没頭中

2020年3月11日からキンコン西野さんのサロン内記事を投稿するとともに、就活、投資、確定申告等の情報を実体験ベースで書いていこうと思います。

【2019.4.19】西野亮廣エンタメ研究所のサロン内記(一年前の記事を復習しましょう)

おはようございます。榎沢えいたです。

 

本日も平成30年度近畿大学卒業式スピーチの裏側となります。裏側を知って再度動画を観てみると、さらに面白く感じますね^^  面白い映画って内容を知っていても面白いですよね。それと同じ感覚です。

 

それでは2019年4月19日のサロン内記事をご紹介します。どうぞ^^

4月19日(金) ※4月21日以降は『いいね』を押さないでください。
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おはようございます。
『チックタック ~約束の時計台~』のAmazonレビューを書いてくださったサロンメンバーに「好き好きニャーン!」と返信を返すことがメイン事業になってしまったキングコング西野です。  

Amazonレビューを書いてくださった方は、コメント欄まで「レビューを書いたよー」とご一報ください。


そして、朝からドタバタしておりまして、記事の更新が遅れちゃってごめんなさい。


さて。

近畿大学のスピーチが鬼のようにバズっております。
スピーチの内容や、動画をアップしたタイミングを見るかぎり、西野亮廣が『チックタック ~約束の時計台~』のプロモーション(宣伝)の要素を少し混ぜこんだことは想像に難くありません。

なんとも、したたかな男です。キモイですね。

近大のスピーチの裏話が意外とサロンメンバーのウケがいいので、今日も一つだけさせていただきますと…

「パラパラの拍手だった為、登場シーンをやり直した」が話題になっていますが、最初の登場シーンだけ、もう一度見返してください。

実は(ココだけの話)、最初の登場シーンから普通に盛り上がっています(*^^*)

https://youtu.be/dJT_L6d_fU8

オープニングVTRで「『えんとつ町のプペル』作者」と紹介が出た時点で完成が上がり、舞台袖から飛び出してきた時には、もう十分盛り上がっていますが、盛り上がりきる前に、喋り始めて、こちらから「盛り上がり」を潰しています。

登場をやり直す為に、盛り上がってないことに“した”わけですね。

人って面白くて、「記憶」と「事実」は必ずしも合致するなんてことはなく、その後の過ごし方次第で、いかようにでも記憶を書き換えてしまうようで、近大のスピーチだと「登場で盛り上がらなかった」という《ありもしない事実》が生まれてしまいました。

あのスピーチの構成(演出)的に、冒頭は西野にコケてもらわないと困るので、そうしました。

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チョーシにのって、演出の話をもう一つ
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昨日発売となった『チックタック ~約束の時計台~』の演出のことで、担当編集の袖山さんが随分誉めてくださった箇所があります。

それは一番最後のページの“一つ前のページ”の使い方です。
ラスト2ページ目ですね。

すでに読まれた方は御存知ですが、今回の作品はラスト2ページ目のイラストページが真っ黒になっております。
つまり、イラストを描いていないんですね。
(※このネタバレは内容に関係ないので安心してください)

そもそもページ数の少ない『絵本』で、一ページを丸々潰すのは、なかなか激しめのチャレンジですが、ラスト2ページ目を黒く潰した方が、最後のページの『光』の印象が強くなるので、光の落差をつける為に黒く潰してみました。

近大のスピーチの裏話に続けて、何故、今回の絵本の演出の話をしたかというと……

スピーチにしたって、絵本にしたって、「オチ」は決定しているんです。
それが80点のオチなのか、90点のオチなのかは知りませんが、オチの点数こそが自分のポテンシャルで、この点数は一朝一夕で上げられるものではありません。

「急に面白くはなれない」という話です。

であれば、次にやらなくちゃいけない作業は、「自分は現時点では80点しか出せない」という事実を受け入れて、その80点のシュートが、まるで120点のシュートに見えるように、手前でストレスをかけて、落差(緩急)を作るしかありません。

近大のスピーチを例に出すと、ザックリ言うと「挑戦してください」で、そんなメッセージは過去に数千万回こすられているわけで、今さら、「挑戦してください」というメッセージで100点が出せるわけがありません。
せいぜい出せて「70点」ぐらいだと思います。

となると、まずは「70点でシュートをきめる」ということを受け入れて、「どう見せれば、70点のシュートが決まるか?」から考えた方がいいでしょう。

ていうか、そもそも!

僕の経験上、自分の100点を出せる(全力で蹴れる)場面なんて、ほとんどやってきません。
となると、「100点っぽく見せる技術」を培った方が良くて、それというのは、シュートの手前に作る「ストレス」のデザインですね。

ただ一つ。

『チックタック ~約束の時計台~』のシュートは100点です(*^^*)
そのうえで、演出をかけています。

現場からは以上でーす。

【追伸】
あらたにAmazonレビューを書いてくださった方は、コメント欄までご一報ください。
西野がヒヨコのようになつきに行きます!

salon.jp

 

【2019.4.18】西野亮廣エンタメ研究所のサロン内記(一年前の記事を復習しましょう)

おはようございます。榎沢えいたです。

 

一年前の今日が、『チックタック ~約束の時計台~』の発売日だったんですね。私も購入しましたが、本当にお勧めです。

 

こうやってブログを振り返ると、忘れている歴史がどんどん掘り起こされるイメージで、コロナの影響もあり、家で楽しむコンテンツの一つとなっています^^

 

それでは2019年4月18日のサロン内記事をご紹介しますね。どうぞ^^

4月18日(木) ※4月20日以降は『いいね』を押さないでください。
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おはようございます。
「サロンメンバーがフィリピンで美容室を出す」という情報を聞きつけ、現地で応援する為に、フィリピン行きの飛行機をとったキングコング西野です。
来週、フィリピンに飛びます。

さて。

絵本最新作『チックタック ~約束の時計台~』の発売日です。
制作に3年を費やした渾身の作品で、もちろんメガヒットを狙いに行きます。
付き合ってください。

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「絵本」から「芸術」へ
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皆さんの中で、もう「キングコング西野の絵本」は日常と同化してしまっているかもしれませんが、あらためて、本屋さんの『絵本コーナー』に行ってみてください。

こんな絵本、どこを探してもありません(*^^*)

その理由は、僕の絵本は「絵本」ではなく、「絵本の仮面をかふった芸術」だからです。

ここでいう「絵本」と「芸術」の定義は「どっちが上、どっちが下」という話ではなく、『生産方法』の違いを指しています。

絵本が『作家の作品』ならば、
芸術は『アーティスト(作家)とパトロン(支援者)の共同作品』ということっす。


僕はずっと「絵本」を作ってきたのですが、『えんとつ町のプペル』から「芸術」に切り替えました。
次のステージに進むために必要であったからです。

メディチ家」という超金持ちがルネサンス期のアーティストのパトロンとなり、生活費や制作費を支援したように、
僕はクラウドファンディングやオンラインサロンを使って、皆様にパトロンになっていただき、今日、こうして作品を作らせてもらっています。

えんとつ町のプペル』を作るのも、
『ほんやのポンチョ』を作るのも、
『チックタック ~約束の時計台~』を作るのも、
印税なんぞでは賄いきれない「決して安くない制作費」が必要で、「絵本作家」には作ることができません。

なので、「絵本」から「芸術」へのお引っ越しが必要だったわけですね。

えんとつ町のプペル』にインパクトがあったのは、芸術(=アーティストとパトロンの共同作業)という分野で、「彫刻」ではなく「壁画」でもなく、「絵本」という量産品を作ったからです。

…という切り口で絵本コーナーに並んでいる僕の絵本見ると、また違った味わいになるかと思います。

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ちなみに…
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少し有名な話なので知っている方もいらっしゃるかもしれませんが、『えんとつ町のプペル』を作る時に、クラウドファンディングを始めるより前に僕のパトロンとして手を挙げてくださったのは「武井壮さん」です。

当時は番組で一度しか共演したことがなかった武井壮さんから、ある日突然、FacebookのDMで、「西野さんの次回作『えんとつ町のプペル』の制作費、僕が全額出します。リターンは要らないです」と連絡がありました。

ちょうどクラウドファンディングをやる方向で話を進めちゃっていたのと、それより何より、まだ“ほぼ”面識の無いタレントさんに、いきなり制作費を負担してもらうわけにはいかなかったので、やんわりとお断りしちゃったのですが、今思うと、武井壮さんの嗅覚はハンパねぇですね。

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そんなこんなで…
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アーティストとパトロンの共同作業で作られた“絵本の仮面をかぶった芸術作品”『チックタック ~約束の時計台~』は本日発売です。

Amazonレビューに感想を書いていただけると嬉しいです。
Amazonレビューに感想を書いてくださった方はコメント欄まで「書いたよー」とご一報ください。

西野が猫のようにゴロニャンしにいきます!!

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『チックタック ~約束の時計台~』

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【2019.4.17】西野亮廣エンタメ研究所のサロン内記(一年前の記事を復習しましょう)

おはようございます。榎沢えいたです。

 

今回の記事は先日に引き続き、平成30年度近畿大学卒業式の際のスピーチの裏側についてです。私は正直7回ほど見ていますが、何回見ても感動してしまうんですね。内容を知っててもです。本当にイイ。。おすすめです^^

 

そんな裏側を皆様にも知っていただきたいです。それでは2019年4月17日の投稿をどうぞ^^ 

4月17日(水) ※4月19日以降は『いいね』を押さないでください。
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おはようございます。
チビッ子に『チューリップの歌』を歌ってあげるときに、「…並んだ~、並んだ~、赤、白、黄色~♪」の『黄色』の部分を、コッソリと「Here we go!」に替えているキングコング西野です。

さて。

昨夜アップされた近畿大学の卒業式のスピーチの動画が話題になっております。
( ※こちら→https://youtu.be/dJT_L6d_fU8 )

近畿大学のスピーチの裏側については先日お伝えしたとおり。
フリーで話している部分と、ガチガチに計算している部分の両面があります。
まだ読まれていない方は、死ぬ気で記事を遡ってください。

話の構成としては…

①登場で失敗する→その失敗をネタにする
②好感度が低い西野→それを話のネタにする
③ムカつく相方の行動→それを話のネタにする
ノンスタ石田のドジ→それを話のネタにする

ときて、

⑤「過去は変えられるよ。それが証拠に、今、皆さんの目の前で僕は『失敗した過去』を変えてみせたでしょ?」
⑥「過去が書き換え可能である以上、失敗なんて存在しないので、挑戦してください」でフィニッシュ。

…といったところでしょうか。
この構成を成立させる為には、エピソードトークで100%笑いをとらないといけないわけですが、そこは「お笑い芸人」なので得意です。

今回のお客さんの反応を見ていると「伏線の回収」が評価されているようなので、今日は、「伏線の回収」および「エモいストーリーの作り方」について、お話ししたいと思います。

(※近大のスピーチの内容に触れるので、まだ見られていない方は先に見てください)

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エモいストーリーの作り方
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僕は漫才師としてデビューしたわけですが、僕に本の書き方を叩き込んだのは漫才師の先輩方ではなく、劇作家「後藤ひろひと」です。
パコと魔法の絵本』とかを書いたオジサンです。

デビュー間もなく彼に見つかって、仕事終わりで二人で呑みに行っては、朝まで「脚本論」を交わしていました。
すべてにロジックがあって、そこには、何千~何万通り『型』があって、「数学」や「オセロ」に近い議論でした。

『伏線の回収』なんてのは、初歩中の初歩で、
たとえば近大のスピーチでいうと、

「…涙する夜もあるし、挫折もするし、傷も背負うし、謂れのないバッシングを浴びることもある」

という台詞を、

「…差しのべた手を叩かれることもあるし、思わぬ方向に倒れることもあるし、下げたくない頭を下げなきゃいけないこともある」

としてまえば…

①差しのべた手を叩かれる=ファンに握手を拒まれた。
②思わぬ方向に倒れる=梶原がリクライニングを倒しているのに、うつ伏せになって寝た。
③下げたくない頭を下げる=石田がウォーターワールドの水を避けてしまった。

となり、「ここにも効いてきたか!」とすることは可能です。
ただ、目的は「技を決めることではなくて、エモい部分に着地すること」なので、技が決められるからといって、技を決めていいわけではありません。

後藤ひろひとと議論するのは、この部分ですね。

「伏線を回収した方がエモいのか、それともここは、小ワザは捨てて、体温が乗る言葉で突破した方がエモいのか?」

という部分。

近大のスピーチの「あの場面」では、小ワザを効かせるより、散々バッシングを浴びてきたキングコング西野に「謂れのないバッシングを浴びることもある」と言わせた方が、エモさポイントが上回るので、この場合、「伏線の回収」を捨てます。

頭の悪い評論家は、鬼の首をとったように、「あそこでも伏線を回収できたのに!」と“私は気づいてました感”を出しますが、所詮、評論家です。
『塩梅』が抜け落ちてしまっています。

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ラーメンズ小林賢太郎さんとの対話
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上京して数年経ったある日、幻冬舎の舘野さんから「西野に会いたがっている人がいる。今から来れない?」と電話がかかってきて、呑み屋に行ってみると、ラーメンズ小林賢太郎さんがいました。
開口一番「ボクと友達になってください」と言われて、その台詞がとても印象的で、映画『えんとつ町のプペル』にも、そのシーンを入れさせていただきました。

その夜の小林さんとの対話で一番盛り上がったのが、「オチをどこまで、お客さんに読ませるか?」というテーマでした。

「100万人が見て、100万人が想像もつかないようなオチを作ることは簡単だけど、はたしてそれはお客さんの満足度に繋がっているのだろうか?」
といった。

その時の、僕らの結論は「3割ぐらいのお客さんにはバレるオチを用意して、『あのオチ、俺、読めてたよ』と、3割ぐらいのお客さんをドヤらせてあげた方が満足度が上がるよね」でした。

無駄に技術が身に付くと、ついつい技術をひけらかしてしまいますが、大切なのは「エモさ」であり「満足度」で、常にお客さんの心臓に耳を傾けておく必要があります。

すべてのサービス業に通じる話だと思います。
現場からは以上でーす。

【追伸】

オンラインサロンのリンクを貼って、感想を呟いていただけると、鼻血を出して喜びます。
https://salon.otogimachi.jp/…/1hc1srjr-johu-o7eg-33xn-r8u88…

 

salon.jp

 

【2019.4.16】西野亮廣エンタメ研究所のサロン内記(一年前の記事を復習しましょう)

おはようございます。榎沢えいたです。
 
アナウンサーやタレントにも少しずつ蔓延しており、テレビ局も危ない空間になりつつありますね。収録や編集作業はどうしても閉鎖空間になると思うので、視聴率の高かった過去のトレンディドラマを流してくれるだけでいいのになぁと思うこの頃です。
 
それでは2019年4月16日のサロン内記事をご紹介します。どうぞ^^ 

2019年4月16日(火) ※4月18日以降は『いいね』を押さないでください。
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おはようございます。
日本のハイボールの消費量を極端に上げているキングコング西野です。
話題の「キャリオク」でSUNTORYさんに転職します。

https://kyarioku.jp

さて。
堀江さんがよく「遊びしか残らない」「遊びが仕事になる」とおっしゃっていますが、まさにその通りで、個別差はありますが、物質的にも時間的にも世界は確実に豊かになってきていて、僕らは「飢饉」で死ぬことはありません。

働き方改革』とやらで長時間労働が禁止されて(賛否両論ありますが)、一昔前なら長時間労働するしか生きる道がなかったのですが、そういえば、長時間労働を禁止しても生きていけるようになっています。

労働時間が減り、暇が増えると、「結局、僕らに必要だったのは『仕事』ではなく『役割』だった」ということが見えてきます。
役割を見い出せない人は、孤独を覚え、精神的にこじらせ、衰弱していきます。

あれだけ禁止されているというのに、公園の鳩にパンを与えているオジサンは、そこに自分なりの「役割」を見いだして、今日も健康でいれるわけですね。

テレビをつけたららコメンテーターさんが有名人の熱愛報道に対して、あれやこれやとコメントしていますが、そこに何の意味があるの?
「意味」なんてありません。まったくもって、無駄です。

そこにあるのは「役割」で、時間とお金をかけて強引に「役割」を作り出して、精神的な衰弱を防いでいる。
動物のようにシンプルに食べていく為に働いているわけではなくて、食べてはいけるんだけど、「役割」がないと精神的に死んでしまうから働いているのが僕らです。

どうやら時間を持て余すと、正しいことや、意味があることの価値は下がり、「熱狂できる無駄」の価値が上がり、人やお金はそこに流れるようです。

小学校の時に、スライムを作って、教室の天井に投げつけて、いつ剥がれ落ちてくるかドキドキしませんでしたか?

すみずみまで無駄な時間でしたが、僕らは熱狂し、スライムが張りついた教室の天井の視聴率が急激に上がりました。

今、世の中はその方向に進んでいて、「熱狂できる無駄」がプラットフォームになりつつあります。
それこそが、僕らが作らなきゃいけないものだと思います。


えんとつ町のプペル美術館』をランドマークにした「えんとつ町」なんて、べつに無くてもいいわけじゃないですか?
ついには巨大な時計台を作ろうとしているわけですが、スマホで時間が確認できるこの時代に、時計台なんて本当に必要がない。

ですが、僕らはそういった「必要のないもの」に数十億円をブチ込みます。
そこに「役割」があるからです。
「熱狂できる無駄」を開発する人がいて、
それを形にする人がいて、
それを評論する人がいて、
それを受けとる人がいて、
それらの価値を膨らませる人がいて、
それぞれ、まるで無駄な作業に使命感を覚えて生きていくのが現代で、『アートの時代』ですね。

食料や寝床は最悪どうにかなります。
僕らは「役割」をデザインしなくちゃいけなくて、つまるところ、ここから力を持つのは『エンターテイメント』です。
エンターテイメントの価値はこれからグイグイ上がるので、エンターテイメントに賭けた方がいいと思いますよ。

現場からは以上でーす。

https://youtu.be/IeQlF6EdpdM

ソフトバンクグループで人材事業を展開するSBヒューマンキャピタルが新しい転職サイト"キャリオク"をスタート。ブランドアンバサダー西野亮廣氏のWEB限定CM第二弾を公開しました! 転職のあたらしいカタチ「キャリオク.....

salon.jp

 

【2019.4.15】西野亮廣エンタメ研究所のサロン内記(一年前の記事を復習しましょう)

おはようございます。榎沢えいたです。

 

今日の記事は大変勉強になるし、会社で企画をつくる方々は肝に銘じたほうが良い内容になっております。特に「全員を不幸にする答えの出し方は『多数決』である」という内容に心を奪われました。確かに!みたいな。

 

一見、みんなの主張を入れることは皆んなの幸せになりそうな気もしますが、実は協調しあった結果、全てが中途半端は考えになり、なんの新鮮味もない企画となってしまします。

 

そんな内容となっております^^  それでは2019年4月15日のサロン内記事をご紹介しますね。 どうぞ^^

4月15日(月) ※4月17日以降は『いいね』を押さないでください。
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おはようございます。
毎朝一生懸命ジョギングしている太った外国人さんに会う度に、なんで太り続けているのかが気になるキングコング西野です。

さて。

昨日は岡山在住のサロンメンバーの「仲野隼人さん」の会社の会議に参加させていただきました。

https://letterpot.otogimachi.jp/users/1818

携帯会社を経営する傍ら、スナック『Candy』岡山店を出される仲野さん。

スナックは「お酒」や「料理」ではなく、「人」が前面に出るので、「お客さんがお客さんを呼ぶ」というボジティブな回転をしている時はいいですが、一歩間違えると、「お客さんがお客さんを遠ざける」こともありえるわけで、コミュニティー設計を事前にキチンとしておかないと、かなり頭を悩まされることになると思います。

そこで精神が削られてしまうと、必ず本業の方にも悪い影響が出てしまうので、僕からはスナック『Candy』岡山店のコミュニティー設計および収益設計を提案させていただきました。

昨日の会議で提案させていただいたことを、自分でも整理しておきたいので、ここに記しておきます。

https://www.facebook.com/okayamacandy/
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①みんなで作るけど、意思決定者を明確にする
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僕もよくやりますが、お店を作る段階からお客さんを巻き込むことはとても良いことだと思います。
お客さんの中でスナック『Candy』岡山店が「自分ゴト化」すれば、大きな宣伝力になってくれるでしょう。

ただそこには「助けてもらっている手前、断れず、全員の意見を尊重する」という落とし穴が潜んでいて、ここは気をつけなければいけません。

とくに、古参がドヤり出したら黄信号(ほぼ赤信号)で、その瞬間に新規顧客の参入がストップしてしまうので、そこは事前に釘を刺しておいた方が良いと思います。

「ドヤる古参は“ファン”ではなく“クレーマー”である」ということと、「全員を不幸にする答えの出し方は『多数決』である」ということを参加者全員で共有しておきましょう。

最終の意思決定者を明確にしておかないと、コミュニティーは必ず崩壊するので、「仲野さんが意思決定者の皆の店」ということを前面に打ち出した方が皆が幸せになると思います。

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②富裕層の押さえ方
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スナック『Candy』岡山店の立ち上げ資金を募るクラウドファンディングのリターン(返礼品)の設計を拝見させていただきましたが、富裕層を刺せていないように感じました。

富裕層の生活をイメージしていただくと見えてくると思うのですが、「富裕層は時間を欲していて、モノを欲していません」。
ついでにいうと、富裕層は「感謝されたい人達」です。

つまり、富裕層側からすると、支援額相当の商品が届くと、時間は奪われるし、要らないモノが増えるし、「助けてやったぞ感」が削られてしまうわけですね。

つまり、富裕層には、リターン品が要らないどころか、リターン品を用意すると満足度が下がっちゃうんです。

人として「どっちが上」という話ではなく、1000円を出す人と、10万円を出す人は、まったく別の生き物だと捉えて、料金設定をした方がいいと思います。

ジリ貧になってくると必ず判断力が鈍るので、富裕層の心理を学んで、富裕層をキッチリと押さえて、お店の収益を安定させて、サービス向上の為に脳ミソを使いましょう。

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③「支援品」の収益で店を安定させよう
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スナック『Candy』は「えんとつ町」の中にあるスナックなので絵本『えんとつ町のプペル』を絡めたアクションは結構使えると思います。

幸い、絵本『えんとつ町のプペル』はメガヒット作品なので、施設への寄付は結構喜んでもらえます。
(※悲しいかな、ヒット作じゃなければ、被災地に贈られる千羽鶴のような『迷惑品』になります)

地元・岡山の子供施設と話をとりつけていただき、『えんとつ町のプペル』の寄贈の手配の一切をやっていただけるのであれば、スナック『Candy』岡山店で「手数料」を貰ってもいいと思います。

つまり、「絵本『えんとつ町のプペル』(定価2000円)を『さくら幼稚園』の子供達10人にプレゼント』というチケットを、スナック『Candy』のホームページで【2万3000円】とかで販売していただけたら、余裕でポチります。

ポチる側からすると、子供達に支援しながら、スナック『Candy』に支援できるし、
スナック『Candy』側からすると、子供達を喜ばせながら、店の宣伝にも利益にもなるし、
子供達側からすると、シンプルに嬉しいです。

高級シャンパンを入れるのノリっすね。
味を求めて高級シャンパンを入れる人なんて一人もいなくて、あれは「支援品」なので。

「お酒」や「ツマミ」の収益以外に、「支援品」の収益を作っておくと、経営が安定すると思います。
今回の「支援品」の良いところは、「岡山の子供達を喜ばせたい地方の人(お店に来ていない人)」も参加できるところです。

追加でアイデアを思いついたら、また提案しまーす。
現場からは以上でーす。

スナック『Candy』岡山店のネットショップ↓
https://okayamacandy.thebase.in/…

 

いかがでしたか。ご興味ある方はどうぞ^^ 

salon.jp

 

【2019.4.14】西野亮廣エンタメ研究所のサロン内記(一年前の記事を復習しましょう)

おはようございます。榎沢えいたです。

 

昨日は介護施設で多くの感染者が出たということでした。そもそも介護という分野はテレワークが馴染まないということや認知症の方々に手洗い等の徹底が難しいこと、また病院に通院せざるを得ない高齢者がいるということでした。

 

難しい問題ですが、解決しなければならない課題ですよね。

 

それでは2019年4月14日のサロン内記事をご紹介します。どうぞ^^

 

4月14日(日) 4月16日以降は『いいね』を押さないでください。
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おはようございます。
先日いただいた毎日新聞社主催の「毎日広告デザイン賞」の『最高賞』は広告界のM-1グランプリみたいに位置付けらしく、絵本作家に続き、広告マンとしても日本一になったらしいキングコング西野です。

さて。

僕には明確な目的があります。
それは「みんで一緒にゴールテープを切ること」です。
足の遅いメンバーを切り捨てるのは簡単ですが、せっかく搭載している脳ミソをそんなに簡単なことには使いたくなくて、「どうすれば足の遅さが個性となって、チームにとって必要なメンバーになるのか?」ということを僕は考えます。

まずは、その人を「イイね」と肯定して、そのあとに、「その人のどこがイイのか?」を考える方が頭の体操になるので、僕にとってはプラスです。
なので、誰か一人を置いてきぼりにするチームづくりには興味がなく、基本ルールとして『全員参加』です。

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普通の主婦がディズニーに挑む
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そんなこんなで昨日はサロンメンバーの皆さんと映画『えんとつ町のプペル』の仮アフレコ収録がありました。

「仮アフレコ」というのは、絵コンテに入れる声のことで、本来、これは現場スタッフ(アニメーターさん達)がやるものなのですが、「お客さんと一緒に映画を作りましょう」とスタッフを口説き落として、仮アフレコをサロンメンバーにお願いすることになりました。

そりゃあ、素人さんなので、そんなに上手じゃないですよ(笑)
棒読みだし、緊張して、やたら噛むしww
そりゃあ、プロにお任せした方が収録もスムーズに進みますし、クオリティーも高くなります。

ですが、昨日の仮アフレコに参加された方は、絶対に家族や友人を誘って映画『えんとつ町のプペル』を観に来るし、もう「自分の作品」になっているので、きっとオープニングのタイトルを見ただけで、こみ上げてくるものがあるハズです。

中には、オープニングのタイトルを見ただけで泣き出す人もいるかも。
そんなの最高じゃん!

https://youtu.be/U__x21EHyx0


日々、様々な実験を繰り返しているのですが、経験上、「ゲームで優勝した時」よりも、「ゲームチェンジに成功した時」の方がインパクトが大きくて、今回の場合だと、

「プロが作った究極作品をお客さんに届ける【高級レストラン型】の映画」

から、

「お客さんが楽しむ作品をお客さんが作る【バーベキュー型】の映画」

へと“ゲームチェンジ”しようと思っています。

僕らがディズニーに勝てる可能性があるとするなら、そのポイントを突くしかありません。

僕が映画『えんとつ町のプペル』で描くのは、小学生や一般主婦やサラリーマンが「世界のディズニー」を超える物語です。

そもそも映画『えんとつ町のプペル』が、そんなストーリーなので、作り方も、そのストーリーに合わせます。
なので、皆さんが映画制作に参加できる場所をたくさん作りますね。

一緒に映画を作りましょう。
そして、世界を獲りましょう。

絶対にやれるよ(*^^*)

現場からは以上でーす。

【追伸】

5月25日に北海道(帯広)で呑み会をしまーす。
http://nishino.thebase.in/items/19242382

 

 

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【2019.4.13】西野亮廣エンタメ研究所のサロン内記(一年前の記事を復習しましょう)

おはようございます。榎沢えいたです。

 

東京都内の新型コロナウィルスの感染者数が連日100人を超えていて、1日200人超も間も無くではないかと不安になる毎日ですね。

 

外出自粛要請の指示に従うように、国民が一人一人が責任をもって行動することが今後重要になると思います。頑張りましょうね^^

 

それでは2019年4月13日のサロン内記事をご紹介したいと思います^^  どうぞ。

4月13日(土) ※4月15日以降は『いいね』を押さないでください。
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おはようございます。
転職サービス『キャリオク』に登録してみたところ、面接オファーが4件きたので、前向きに転職を検討しているキングコング西野です。

さて。

絵本最新作『チックタック ~約束の時計台~』の発売前ですが、次回作の絵本『みにくいトーマス(仮)』のイラストパートの制作をスタートさせました。
すでに脚本は書き終えていて、『えんとつ町のプペル』から3年後の「えんとつ町」の物語です。

順調にいけば2年後に発売となります。

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エンターテイメントを終わらせない
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僕は実は過去に二度ほど、事故で死にかけたことがありまして(両方とも、なんで生き残っているか分からないレベルの事故です)、先日は、ハンガーノック(低血糖)で身体がプルプルしちゃって、それはそれで放っておくとマズかったらしいです。

自殺願望なんぞ1ミリもありませんが、とはいえ、僕の意思とは関係なく、ある日突然終わってしまう可能性があるわけで(健康は気をつけます)、その時、僕が止まっちゃうのは仕方がないのですが、僕が仕掛けている「エンターテイメント」には、たくさんのスタッフの方やファンの方が絡んでいるので、「エンターテイメント」を止めるわけにはいきません。

てなわけで、僕は僕が突然死んでしまうことを見越して、僕のエンタメを設計しておく必要があります。


昨日、「バーチャル西野」の見積もりが出ました。
静止している状態だと、500万円ぐらいだったので、さっそく開発に入って、たぶん、Instagramあたりからコッソリ、バーチャル西野に置き換えていきます。
ビジネス書の表紙とかも、バーチャル西野でいいと思います。


えんとつ町のプペル』からスタートした、分業制の絵本は、あれやこれやとテストを繰り返しながら、「西野の絵」を描ける仕組みが出来上がってきました。
今はまだ僕が作画に参加していますが、僕がこの作業から卒業するのは時間の問題だと思います。

ドラゴンボール』の鳥山明さんのノリです。

一応、向こう30年分ほどの脚本は書きましたが、30年で終わってしまっては面白くないので、僕らのチームが次にやらなきゃいけないのは、映画『魔女の宅急便』のように、絵本の原作を探す作業と、探し続ける仕組み作りだと思います。

分業制の絵本制作には結構な予算がかかるので、この運動を止めない為には、安定的に予算が入ってくる仕組みを作らねばなりません。

たぶん、それは『サグラダファミリア』をモデルにした方がよくて、制作過程を販売することだと思います。
今は、それがオンラインサロンでできているのですが、このサロンは「生身の西野が文章を書いている」というところに価値が発生していると思うので、10年後、20年後の制作過程を販売方法は、また別のやり方になってくると思います。

ボンヤリ考えているのは、『えんとつ町のプペル美術館』の中に「絵本工房」を作ってしまって、イラストレーターが描いたイラストを巨大スクリーンに映し出せるようにしたらいいんじゃねぇかなぁ、と思っております。

毎日、ライブペインティングがおこなわれている状態です。

そして、新作絵本のインタビューはバーチャル西野が受ければいいと思います。

僕が作らなきゃいけないのは、100年後も200年後も西野亮廣の最新作が出続ける環境で、そこに向けてエンヤコラと汗を流しているわけですが、こんな話を表ですると、とても怖がられてしまうので、ここでコッソリと話しています。

エンターテイメントを終わらせないことが僕の目的なので、お葬式は絶対にしないでください。
あんなものをされて、僕の設計図が壊されたら、とても成仏できないっす。

なんだか怖い話になっていますが、健康には、それなりに気を使っているので安心してください。ちゃんと人間ドックにも行きました(*^^*)

いつか皆さんが爺ちゃん婆ちゃんになった時に、お孫さんに「西野は昔から数百年後のことを考えて動いていて、当時は、それに随分振り回されたよ」と僕の悪口を言っていただけると嬉しいです。

エンターテイメントで世界を塗り替えます。
現場からは以上でーす。

【追伸】
今年もニューヨークに行くことになった。
この人の個展のお手伝い↓
https://silkhat.yoshimoto.co.jp/projects/664

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新作キャラクター

 バーチャル西野さん、どこまで考えてるの?w

一年が経過していますが、まだ世に出ていないですね。楽しみです^^

salon.jp