キンコン西野さんに没頭中

2020年3月11日からキンコン西野さんのサロン内記事を投稿するとともに、就活、投資、確定申告等の情報を実体験ベースで書いていこうと思います。

【2019.4.12】西野亮廣エンタメ研究所のサロン内記(一年前の記事を復習しましょう)

 おはようございます。榎沢えいたです。

 

 今回も個人的には大変勉強になる内容だったように思います。もちろん、毎日勉強になるわけですが、それでも特に勉強になる日ってありますよね^^

 

それでは2019年4月12日のサロン内記事をご紹介します^^  どうぞ。

4月12日(金) ※4月14日以降は『いいね』を押さないでください。
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おはようございます。
昨日の投稿では激しく取り乱してしまったキングコング西野です。

すみません。
昨日の投稿を読み返すと、皆様のことを「タコ」だの「タコ刺し」などと罵る取り乱しっぷり。
私ったら、どうかしていたみたいです。。

今日から通常営業に戻ります。

さて、昨日はホリエモンと一緒に千葉県佐倉市にあるニュータウンユーカリが丘』に街作りの勉強に行ってまいりました。

ユーカリが丘は、行政ではなく、不動産屋さんが作った街で…厳密に言うと、繊維会社が街を作る為に不動産業を始めて作った街で、学校や病院といった公共施設は勿論のこと、ついには鉄道まで走らせるデタラメっぷりで最高です。

街の人口は18312人。

ここまでの規模にするのには、半世紀ほどかかったそうです。

街を案内してもらいながら、行政との向き合い方や、地元住民との向き合い方を教えていただき、「苦労したポイントはどこですか?」という質問に対しては、「全部です」という答えが返ってきました。気持ちが良いですね。

ユーカリが丘を歩きながら、いろんな話を聞いていると、見えてきたのは「街のコンセプト」で、ユーカリが丘はすべての中心に『安心』がありました。

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西野が『えんとつ町のプペル美術館』を作る理由
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去年末、スタッフの皆様との会議(呑み会)で、「我々は『ディズニー』をするのか、『オリエンタルランド』をするのか?」という質問を受けました。

翻訳すると、「コンテンツを作る人達になるのか、コンテンツを運用する人達になるのか?」という意味です。

僕は即座に「ディズニー(コンテンツを作る人達)をやる」と答えましたが、続けて「でも、『えんとつ町のプペル美術館』は自分達で作りたい」と言葉を足しました。

えんとつ町のプペル美術館』は本来はオリエンタルランド(コンテンツを運用する人達)の仕事なのにです。

これには明確な理由があります。

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街のコンセプトは誰が決めるのか?
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六本木ヒルズの最上階には『森美術館』があります。
“あの”六本木ヒルズの最上階ですから、テナントとして貸し出せば、かなりの収益が見込めたのに、ところが六本木ヒルズは最上階に美術館を置きました。

これは、「お金儲けではなく、“文化”を中心とした街を作る」という六本木ヒルズのメッセージ(覚悟)だと僕は捉えています。

街のコンセプトを決めるのは、街の中心(もっとも地価の高い土地)にある建造物で、六本木ヒルズの場合は『森美術館』ですし、下北沢の場合は『本多劇場』です。

その建造物がそのまま街のコンセプトになり、六本木ヒルズが「アート」の街になり、下北沢が「劇場」の街になりました。

今、僕の地元兵庫県川西市に『えんとつ町のプペル美術館』を中心とした町を作っています。
六本木ヒルズ同様、町の真ん中に「美術館」を作るわけですが、僕らが作る『えんとつ町のプペル美術館』は、『森美術館』のように、「見る美術館」ではなく、「参加する美術館」です。

完成させた美術館にお客さんを招くのではなく、お客さんと一緒になって美術館を作って、お客さんと一緒になって美術館を運営していきます。
レストラン型の美術館ではなく、BBQ型の美術館ですね。

この『えんとつ町のプペル美術館』のコンセプトが、そっくりそのまま『えんとつ町』のコンセプトです。
誰かが作った町に住むのではなくて、自分達が住む町を自分達で作るのです。

お客さんと一緒に作るエンタメは、面倒が星の数ほどあります。
プロと違って、
「なんで、そんな余計なことばっかりやっちゃうんだ!」
「なんで、そんなダサいものをワザワザ作っちゃうんだ」
「なんで、すぐに自分達のオナニーを始めちゃうんだ」
ということばかりです。

隈研吾さんが作った劇場のロビーに、よかれと思って「ババア花(=オバサン達が誕生日会で作る紙の花)」を咲かせるのが素人です。

その都度、膝を付き合わせ、「あのね、こういうことをして満足度が高まるのはスタッフだけでね…」という話を、何千回も何万回もやらなければなりません。

そりゃ、プロに全部任せた方が早いです。

でも、プロに全部を任せるエンタメも、街作りも、もう見たので、何千回も何万回も膝を付き合わせて話して、お客さんと一緒に町を作っていこうと思います。

えんとつ町のプペル』というのは、そういった町作りの「コンセプトそのもの」なので、僕はディズニー(コンテンツを作る人達)側の人間ですが、美術館建設の舵をとらせてもらうことにしました。

僕らは、まだ誰もやったことがないメチャクチャ難しいことに挑戦しています。
でも、やれますよね(*^^*)?

一緒に頑張りましょう。
現場からは以上でーす。

【追伸】
クラウドファンディングが本日最終日です。

 今日のお話は個人的に大変勉強になるお話だと思う次第です。皆様がどうでしたか^^

 

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